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Constは、クラウド型の工事原価管理システムです。企業専用のサーバーをクラウド上に構築してデータを保存するため、導入に際して大がかりな工事をする必要はありません。
Constには、インターネット環境さえあれば、PC・スマホ・タブレット問わずいつでもアクセスが可能です。自社デスクはもちろん、外出先やテレワーク中の社員も、誰でも同じように操作できます。
Constに請求書の情報を入力すると、月ごとに金額がまとめられ、各月で支払うべきお金を把握しやすくなります。積算・見積から実行予算、発注書、請求書受領、査定、工程管理、支払、工事完成、請求書発行、入金、会計連動までが連携しているため、一回入力した情報を何度も打ち直す必要はありません。
また、工事ごとの原価でグループ分けして表示することも可能なので、各工事の原価も一目で把握しやすくなっています。
なお、見積システムと工事管理機能については、単体で導入することも可能です。
Constの人事評価機能には、「工事」や「社員」などの評価が備わっています。社員の日報から、工事の利益率や進捗状況、予算に対する工事原価率などをシステムが自動集計し、工事・社員ごとに評価を出します。評価基準については、企業で決めることが可能です。
加えてConstには、社員の考えの傾向や特徴を導き出して、今後の改善提案を行う機能も搭載されています。うまく活用すれば、原価管理だけでなく社員の公正な評価にも役立てられるのです。
Constの公式HPでは、Constを導入している企業向けのヘルプページが設けられています。ページでは、機能ごとにQ&Aがまとめられており、問題が発生した場合でも地震で対処しやすくなっています。
それ以外のお問い合わせについては、メールを受け付けています(24時間受付)。営業時間内のメールに関しては、当日または翌日の午前中までに対応するようにしている、とのことです。
見積の情報を入力します。ツリー図を見ながら入力ができ、実行予算やほかの見積からのコピーも可能です。フォーマットやレイアウトは、企業ごとに変えられます。
まずは見積システムだけ単体で導入し、原価管理システムを追加導入することも可能です。その場合、見積データを原価管理システムで使用することができます。
工事の予定を視覚的に把握できる機能です。工期はその場で編集することも可能なので、悪天候などで予定が変更になった際も立て直しが簡単に行えます。
職人の稼働を設定し、どの職人がどの現場に行くのか、どの職人が空いているのかを管理・共有する機能です。天気予報を呼び出すこともでき、天候に見合った職人を配置しやすくなっています。
人事評価
日報の情報をシステムが集計し、工事ごと、社員ごとに評価を行う機能です。細かな評価基準はカスタマイズできます。
完工高150億程度までの企業向け
Constは、完工高150億円程度の企業向けに作られた原価管理システムです。システムのメインとしているのは建設業ですが、建設コンサルタント会社やWeb制作会社、イベント会社等、建設業以外の企業にも導入実績があります。
ConstのUIはMicrosoft Officeのものに近く、ズームアウト機能などOffice共通の機能も備割っています。そのため、Officeに慣れ親しんでいた企業は導入しやすいでしょう。
Constの価格については、公式HPに掲載されていませんでした。
なお株式会社ブラックハンドでは、デモ導入に関する相談を行っています。詳しくは、直接お問い合わせください。
電気工事会社
建設業の会計管理は複雑で、よりシンプルで明快な方法を模索する中でConstと出会いました。導入初期はブラックハンドさんのサポートも受けていましたが、最終的には自社運用を実現させています。
最も実感したのが事務作業の削減で、これまで3人で行っていた仕事を1人でこなせるようになりました。また、数字がわかりやすく抽出できるため、会議でも数字中心の話ができるようになるなど、社員の原価意識のアップにもつながっています。
社名 | 株式会社ブラックハンド |
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住所 | 福岡県北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIMビル6階 |
URL | https://blackhand.co.jp/ |
建設業・工事業向けの方に向けて、初めてでも導入しやすい原価管理システム紹介します。 下記では、今主流となってきているクラウド版システムの中から、初めての方でも導入しやすいようにWeb上で試せる無料サポートがあり、建設業・工事業で使用されている事例や口コミがあるシステムをピックアップしました(2020年11月現在)。
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